期待してたのに…

ゆうきゆうさんの「柔らかく断りたい　(後編)」を読んで
http://blog.ameba.jp/yuki/archives/000388.html
次の部分

拒絶でもなく、だからといって、承諾でもない。
単純に「楽しそう！」「行きたい！」という感想や希望を述べるだけです。
そして、「でも…」と断るわけです。

　私はこのように断ることが多い。即座にはっきり断って相手に不快な思いをさせたくないから、という理由もあるが、感想や希望が本心であることが多い。時間と金の余裕があれば何でもやりたがる性格なので…。しかし、現実問題として余裕がないので「でも…」と断ることになる。最初から興味がなくはっきりと断っても相手が傷つきそうになく良好な関係が維持されそうなときは、即座にはっきりと断ることにしている。相手との関係を重視していないときも即座にはっきりと断っている。ほとんど事務的である。相手に期待を持たせたり勘違いさせないためである。実際、肯定的な感想を言うと、その後の「でも…」を聞かずに「イエス」と勘違いする人がいるから困る。ゆうきゆうさんが述べられているように、それでもその後に柔らかく断ればいいのだが…。
　ちなみに、新聞勧誘の場合にもこの断わり方が使えるかもしれないが、しつこく食い下がられるだろう。私は「ご苦労様」と労ったり談笑するなどして良好な関係を保ちながらも即座にはっきりと何度も断っている。相手は「見込みないな」と思うようである。罵倒されることも嫌がらせを受けることもなく、相手も気分を害することなく帰っていく。

　最初に肯定的な感想を述べてから「でも…」と続ける断わり方は多くの人が使っていそうな気がする。自分も使うから、「でも…」を聞かずに「ノーだな」と判断する人が多いかもしれない。私がそうである。『柔らかく断りたい　(前編)』で述べられているように、『祇園の芸者さん』の『えぇ〜！　行きたいですわぁ！』の後に話が進まない場合は『遠い意味での断り』だろうが、それを「イエス」と解釈する人は珍しいような気がする。だから逆に、「イエス」の場合は「ノー」と勘違いされないように注意が必要だろう。

　私は金に余裕があれば訪問したい人がたくさんいる。年賀状や電話などで誘われているのだが、いつも「行きたい」という曖昧な回答ばかりしている。実質的に「ノー」なのであるが、「行きたい」という気持ちまで「ノー」なわけではない。「イエス」とも「ノー」とも答えられず期待させてばかりで申し訳なく思っている。相手もきっと実質的に「ノー」であることを察しているだろう。年賀状が来なくなった人もいる。以前、誘われて実際に訪問したことがある。「イエス」と回答したにもかかわらず、その家族の一人は「どうせ来ないよ」と思っていたらしい。期待させてばかりで訪問しないことが続いたせいだろう。申し訳ない。そしてこの年末年始も……、申し訳ない。
　本当は行きたいんです。ずっとそちらに居たいくらいです。滞在期間が長くてもそちらの御好意で交通費以外の出費はないでしょう。でも、無職の私には交通費さえ惜しいのです。インターネット依存症やテレビ番組依存症に近い状態になっていて、それらから離れるのも…。という感じである。書いていて自分のことを「冷たい男だなぁ」と思う。どこかで自分の生活パターンを変えなければいけないのだろう。

　話が逸れた。

　冒頭に注意すべきこととして『最初の「イエス」は「完全な了解」ではない』と述べられているが、これは大切である。相手を喜ばそうと思って最初に「イエス」と断言してしまい、その後に断る人がいる。ゆうきゆうさんは自分の恋愛体験を例に出しているが、恋愛に限らず、「相手を喜ばそう」という思いから無理なのに「イエス」と言ってしまう人がいる。無理ならはっきりと「ノー」と言わなければいけないだろう。そして、できれば相手を傷つけないように柔らかく断ってあげてほしい。

　最後に、私に対して断るときは、はっきりと断ってください。『祇園の芸者さん』の例のように「ノー」とも言われない状態だと非常に辛いです。「ノーだろう」と思っているのですが「イエスかもしれない」とも思ってしまうのです。最初の感想を長く述べて期待させて期待させて最後に「ノー」と言うのもやめてほしいです。期待した分、がっかりします。最初から事務的に「ノー」と言われた方が楽です。よろしくお願いします。って、誰に向かって言ってるんだか…。そんな相手はいないのに…。(^_^;)