共謀罪を含む改悪組織犯罪処罰法は
2005.01.02 12:31
ママ、ねえ見て、見て
毎日新聞社の1月1日の記事
『奈良女児誘拐殺害:孤独と虚勢いびつに小林容疑者の少年期』を読んで。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/photojournal/news/20050102k0000m040050000c.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050102k0000m040050000c.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050101-00000040-mai-soci
次の部分
ある従業員は「誰かが見ているところでは『この販売所で骨をうずめます』なんて言いながら、陰で仕事をサボっていた」と証言する。刑務所暮らしの経験を自分から話すこともあり、「人を殺したことがある」と言った。「スナックの客とのけんかで相手が死んだ」などと説明したが、実際はわいせつ事件による服役。相手の気を引き、自分を大きく見せようと虚勢を張っていたのかもしれない。
私も彼が『「携帯画像入手」と自慢』していたことを知って、同じように感じた。「注目されたいんだな」と感じた。幼い子が「ママ、ママ、ねえ見て、見て。ほら見て」と母親に自分が発見した物を見せるみたいに…。大人になっても同じような傾向のある人はたくさんいるだろう。上記URLの記事によると小学校4年生の頃に母親を亡くしたらしい。そして父親は障害のある10歳年下の弟の子育てに集中し、祖母にも『小林容疑者はあまりかまってもらえず』という状態だったらしい。きっと、自分のこともかまってもらいたかっただろう。誰かに甘えたかっただろう。
もちろん、だからといって、そんな過去があったからといって人を殺す免罪符にはならない。どんな過去があったにせよ、犯罪は許されない。
ここでラカンの考え方に基づいて精神分析の真似事をしてみると…、と思ったがやめた。
コメント 0
コメントの受付は締め切りました