不親切と中途半端な親切
『接客バンザイ 第103号』を読んで
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000058424
(上記URLのページは1月30日に「第104号」に変わると思います)
次の部分
入口で所定の場所に持って行くように指示をされ、そこでおろしていると、係の男
性が出てきました。ジャンバーを着てポケットに手を突っ込んだままです。「こんに
ちは」とこちらから挨拶をしても無言です。おろしている枝葉を見ながら、「ビニー
ルは」と突然えらそうに言います。
いやはや、酷い。詳しい状況と係りの男のその後の態度はメルマガ(ただし1月30日までの限定記事)を読んで欲しい。
著者は『管理する立場になると、自分は管理するから偉いと勘違いしてこんな対応になるのでしょうか。』と推測している。そのようなケースはたくさんあるが、この場合は著者も『まだまだサービスに対する考え方が浸透していない』と書いているように単に接客業の基本を知らないだけのような気がする。誰にも教わっていないのだろう。役所関連の施設に限らず、似たような人がたくさんいると思う。「サービスの提供者」という共通点はあるが…。また、著者は女性だろうから係りの男が男尊女卑の価値観に基づいて見下していたのかもしれない。年下でも見下される。結局、プライベートの時の態度が仕事でも出ただけではないかと思う。仕事でもプライベートの時と同じような態度の人はたくさんいるような気がする。その一例であるように感じた。
それから、横柄な態度は劣等感の裏返しかなぁ、とも思う。もしかしたら嫌なことがあって不機嫌だったのかなぁ、とも思う。いろいろと想像できるけど、どんな心理であったとしても、その心理のせいで態度が悪くなるようではいけないと思う。
著者に届いた次の「投稿事例」もちょっと変な接客態度である。
私が手に持っている二個の商品をレジ台に置くと、
レジ係の人が「これは、外に2個パックでお徳用がありますから、取ってきてくださ
い」と、私に言いました。
メルマガによると指示に従って取ってきた投稿者は、また最後尾に並び直すことになる。
レジ係の人は親切のつもりで『外に2個パックでお徳用があります』と教えたのかもしれない。しかし『取ってきてください』は変である。私なら次のように言うだろう。
「外に2個パックでお徳用がありますが、いかが致しましょう?」
そして、「あっ、お徳用の方を買います」と言われたら、「少々お待ち下さい」と言って駆け足で取りに行くだろう。面倒な場合は、と言うかバーコード式のレジの場合は、お徳用があることを教えずにそのままレジを打つかもしれない。(^_^;)
お徳用でない商品を買ってしまったら、その責任は客にある。バーコード式のレジの場合はお徳用を買った場合とそうでない同じ商品を買った場合とで差が出ないように予めプログラミングすることができるはずで、それならば客は気にする必要がない。私は会計を済ましてから「あっ、お徳用があったんだ」と悔やむことが何度もあった。店員は聞かれない限り教えてくれない。それが普通だろう。レジ係の人は私が使った店に比べて親切なんだろうが、「中途半端な親切」である。客に取りに行かせたのは後ろで待っている客に配慮したからかもしれないが、再度最後尾に並ばされる客の身になって考えることができなかったのだろう。
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