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共謀罪を含む改悪組織犯罪処罰法は
【「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動(東京新聞 2017/6/16)】

聞いてあげれば話してくれる

「『さるコチ通信』(正式名称:猿も納得!コーチング通信) 【第85号】」を読んで
http://blog.mag2.com/m/log/0000118894/106131062?page=1#106131062
次の部分(音声ブラウザで閲覧されることを想定して改行位置を変更しました)

話を聞くことも、話をすることも、どちらも訓練が必要です。
多少のつっかえぐらい、気にすることなく堂々と話せるようになるには、やはり、そういうことを気にせず、ひたすらに聞いてくれる相手が必要なのではないでしょうか。

緊張し、吃音になってしまう。余計緊張し、話したいこともわからなくなってくる。その悪循環にはまってしまっては、話すこと自体、上手くはなりません。

まずはゆっくり、落ち着いて話を聞いてあげること。これだけで随分と違ってくるはずなのに、また今日はそのいい機会だったのかも、と思った次第です。
(『さるコチ通信』 【第85号】)

 今回のメルマガの記事にはその『いい機会』について述べられている。『ゆっくり、落ち着いて話を聞いてあげること』の例として著者の体験が紹介されている。

最後の方で、小学三年ぐらいの一人の男の子がおずおずと手を挙げるか、挙げないか、という仕草をしていました。その子がかなり前からそうしているのに気付いていましたので、私はその子を指名しました。

すると、その子の名前を聞いた周りの何人かが、ちょっと笑ったのです。 その子はたちまち耳も頬も真っ赤になってしまいました。
(『さるコチ通信』 【第85号】)

 ここから始まり、著者が上手にその男の子(○ちゃん)の話を聞いたことで、○ちゃんの学校の先生は『あの子があんなにたくさん喋るなんて、驚きました』と感想を述べることになる。そこまでの著者の聞き方が見事である。見事ではなくて当たり前なのかもしれない。しかしその先生にはそれができなかったから『あの子があんなにたくさん喋るなんて、驚きました』という感想を言うことになったのだろう。どのような聞き方かはメルマガを読んでほしい。全文を引用したいのだが著作権の問題があるので引用しない。

 周りの子は○ちゃんに質問した著者に『ダメだよ。○ちゃんは話が上手じゃないんだもん』と忠告して少し笑う。○ちゃんのためを思ってのことかもしれない。それに対して著者は『人のお話をちゃんと聞ける○ちゃんが、話が上手じゃないはずはないんだけどなぁ』と穏やかに反論して、さらに○ちゃんに質問する。○ちゃんが答えて、著者は頷きながらさらに質問する。また○ちゃんが答えて著者が質問する。そうして、○ちゃんと著者の会話が成立する。この著者の聞き方が上手である。コーチングのプロだから当然かもしれないが、ほとんどの人に身につけてほしい聞き方である。著者は暗に「僕は君の話が聞きたいんだ」というメッセージを送っている。「ちゃんと君の話を聞いてます」というメッセージを送っている。だから○ちゃんは話したのだろう。○ちゃんは自分の意見を伝え終えると座り、『周りの誰も笑いません。』ということになる。お見事である。○ちゃんは自信を持てただろう。「僕も話していいんだ」と思えたかもしれない。
 先生は○ちゃんのためを思って、○ちゃんが笑われて自信を喪失しないように、人前であまり話させなかったのかもしれない。しかし、それが逆に自信を失わせることになっていた。優しい人はみんな、同じような失敗をしているかもしれない。私も他人のことは言えない。


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カテゴリー:メルマガを読んで
共通テーマ:日記・雑感

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