郵貯は５００万円までに？

『民主、マニフェストに郵政改革案　公社は維持、郵貯縮小』（朝日新聞、2005/8/13）を読んで
http://www.asahi.com/politics/update/0813/007.html
次の部分

　民主党の郵政改革案は、郵貯資金が特殊法人の無駄遣いにつながっていることを指摘。民間資金を公的部門に流す役割を必要最小限に抑えることを目的とする。そのため、郵貯の預け入れ限度額をただちに７００万円に引き下げた後、段階的に５００万円まで引き下げることを明記する。
（朝日新聞、2005年08月13日15時51分）

　郵政の問題には興味がなかった、と言うか、大昔に郵政民営化が話題になった時にＮＨＫ総合の「週刊こどもニュース」で民営化のメリットを説明していて、その時に「郵政民営化に賛成」と思ってそのままである。デメリットも説明していたかもしれないが忘れてしまった。解説の中心はお金の流れだったように思う。
　素人の素朴な意見として、民営化されたら地方の儲からない郵便局がなくなるのではないかという心配があるのだが、ＮＴＴやＪＲの前例があるから大丈夫かもしれないとも思える。その辺は専門家や所謂知識人によるいろいろな意見があるのだろうが興味がない。
　で、郵政のニュースは無視していたのだが、民主党が変なことを言い出したので無視できなくなった。
　預け入れ限度額が下がるのは迷惑である。今の１千万円でも低すぎると思っていた。郵便貯金のメリットはどんな田舎でも手数料無料で入出金できることにある。日本を放浪していた私にはとても有り難かった。手数料が気にならない人は郵貯のＡＴＭで他の銀行を利用すれば良い。でも私は手数料を取られるのが嫌だから郵便貯金を利用している。郵便貯金を他の銀行のように使いたい。
　他にもいろいろと言いたいことがあって一度はごちゃごちゃと書いたが消去した。とにかく政治家にはユーザーの立場で考えてほしい。

　さて、ＡＴＭ利用手数料を支払うのが嫌な人は「新生銀行」が良いかもしれない。

　 【[ATM手数料0円] 新生銀行】

　郵便局のＡＴＭでも手数料無料で預け入れも引き出しもできる。これならば地方郵便局にＡＴＭがある限り、郵貯並に便利である。ＡＴＭがない郵便局では諦めるしかないだろうが…。また、全都市銀行（東京三菱・みずほ・ＵＦＪ・三井住友・りそな・埼玉りそな）・信託銀行5行（中央三井・三菱・住友・みずほ・ＵＦＪ）・あおぞら銀行・商工中金のＡＴＭでは入金はできないが引き出すことはできる。もちろん手数料は無料である。私は新生銀行の回し者ではないが、宣伝したくなるサービスである。
　民主党政権になったら、郵貯から新生銀行に移すことを真剣に考えたい。郵貯が完全につぶれたら私の近所には手数料無料で利用できるＡＴＭが無くなるが…。

追記：
　「週刊こどもニュース」では郵政民営化についてどのように説明されていたかな、とサイト内を検索してみた。今年の３月に放送されたものがヒットした。私が見たのはそんなに昔ではなかったのか？
　そのページに「関連ページ」も付いていたので見てみた。郵便貯金の使われ方について述べられていた。私が見たのはそれかもしれない、がよく分からない。
　現在、お金の流れがどのようになっているのか分からない。でも、郵政民営化には賛成である。しかし小泉内閣を支持しているわけではない。障害者自立支援法案と心神喪失者等医療観察法に関しては小泉内閣のままではダメである。郵政民営化は実現しなくても何とかなるだろうし、どんな政権でも結局は民営化するだろう。しかし、政府案の障害者自立支援法が成立すると障害者にとって害になるし心神喪失者等医療観察法に関しては既に問題が生じている。無視することができない。だから小泉内閣を継続させてはいけないのである。
　「郵政民営化」以外の話が長くなった。「週刊こどもニュース」内のページは以下の通りである。専門家や所謂知識人の言葉よりも分かりやすい。当時は正しかったと思うが今も正しいかどうかは他で確認する必要があるかもしれない。でも、とりあえず読んでみると良いかもしれない。

・「郵政民営化」とは（「週刊こどもニュース」2005年3月19日放送）

http://www.nhk.or.jp/kdns/_hatena/05/0319.html

・日本道路公団総裁の聴聞とは（「週刊こどもニュース」2003年10月18日放送）

http://www.nhk.or.jp/kdns/_hatena/03/1018.html

・道路4公団の民営化ってどういうこと？（「週刊こどもニュース」2002年8月31日放送）

http://www.nhk.or.jp/kdns/_hatena/02/0831.html

・郵便の仕事の仕組みが変わる法律の案（「週刊こどもニュース」2002年7月13日放送）

http://www.nhk.or.jp/kdns/_hatena/02/0713.html