SSブログ
RSS [RSS1.0] [RSS2.0]
共謀罪を含む改悪組織犯罪処罰法は
【「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動(東京新聞 2017/6/16)】

詩「子は親の鏡」の論理的改変

 昨日(2008/6/15)のアクセス解析を見たら【子は親の鏡】へのアクセスがあった。自分でも読んでみて、そんなエントリーがあったなぁと懐かしく思った。

 残念ながら全文を引用できなかったが、リンク先(参照)は残っていた。改めて良い詩だなぁと思う。【子は親の鏡】では詩の一部を引用したのだが、引用元(参照)を見ると著作権について次のように書いてある。と引用しようとしたが、一部の引用も禁止しているので引用しないことにした。
 【子は親の鏡】の引用(2行だけ)も削除した方が良いかもしれないと思い、削除することにした。
 また、トップページ以外へのリンクも禁止しているので、リンクも外す(リンクせずにURLだけ残す)ことにした。

 このエントリーで私が書きたかったのは、そんなことではない。
 私はドロシー・ロー・ノルトさんの『子は親の鏡』という詩を読んで好きになり、微笑みながら頷きながら読んだのであるが、嫌いな人もいるようである。そんな人が彼女の詩に反論しやすいように、彼女の詩を基に私も詩を作ってみた。

 彼女の詩は「AならばBになる」の形になっている。これは「BにならなかったらAでなかった」とすることができる。もちろん、彼女は「Aならば必ずBになる」と言いたいわけではないだろう。「Aならば、たぶんBになる」というような緩い意味でしかないだろう。しかも、詩であるから断定したような言葉の方がリズムが良い。それに、原文を読んでなくて、訳詞を読んでいるだけなので原文は違うかもしれない。そんなことは承知の上で、あえて作ってみたい。「BにならなかったらAでなかった」の形で。しかも、詩なので、多少の論理的な問題が含まれるかもしれない。それは御容赦願いたい。

『そんな彼の親は』

人をけなさない彼の親は、きっと彼をけなさなかった
乱暴にならない彼の家庭は、きっととげとげしてなかった
不安にならない彼の親は、きっと不安な気持ちでは育てなかった
みじめにならない彼の親は、きっと「かわいそうな子だ」と彼に言わなかった
引っ込みじあんにならない彼の親は、きっと彼を馬鹿にしなかった
人を羨まない彼の親は、きっと他人を羨んでばかりいなかった
「自分は悪い子なんだ」と思わずにいられる彼の親は、
きっと彼を叱りつけてばかりはいなかった

自信を持てない彼の親は、きっと彼を励まさなかった
キレてしまう彼の親は、きっと彼に広い心で接しなかった

明るくない彼の親は、きっと彼を誉めなかった
人を愛せない彼の親は、きっと彼を愛さなかった
自分を好きになれない彼の親は、きっと彼を認めなかった
頑張り屋になれない彼の親は、きっと彼を見つめなかった
思いやりのない彼の親は、きっと彼に分かち合うことを教えなかった
正直であることの大切さを知らない彼の親は、きっと正直ではなかった
正義感のない彼の親は、きっと彼に公平でなかった
やさしくない彼の親は、きっとやさしくもなく思いやりももたずに彼を育てた
強くない彼の親は、きっと彼を守らなかった
この世の中はいいところだと思えない彼の家庭は、
きっと和気あいあいとしてなかった

 「人をけなさない」など「彼」の前の修飾語は「彼」に係るのだが、「親」に係っているようにも読める。それでも間違ってないようにも読めてしまう。

 反論の文章を作るために、わざわざ書き換える必要はなかったかもしれない。せっかくだから、ついでに反論の形で詩を作ってみる。

『それでも彼は』

けなされて育ったのに、彼は人をけなさない
とげとげした家庭で育ったのに、彼は乱暴にはならない
不安な気持ちで育てられたのに、彼は不安にはならない
「かわいそうな子だ」と言われて育ったのに、彼はみじめな気持ちにはならない
馬鹿にされて育ったのに、彼は引っ込みじあんにはならない
親が他人を羨んでばかりいたのに、彼は人を羨まない
叱りつけられてばかりだったのに、
彼は「自分は悪い子なんだ」と思わずに済んだ

親に励ましてもらったのに、彼は自信を持てずにいる
親に広い心で接してもらったのに、彼はキレてしまう

親に誉めてもらったのに、彼は明るくなれずにいる
親に愛してもらったのに、彼は人を愛せない
親に認めてもらったのに、彼は自分が好きになれない
親に見つめてもらったのに、彼は頑張り屋になれない
分かち合うことを教わったのに、彼には思いやりがない
親は正直だったのに、彼は正直であることの大切さを知らない
親は子どもに公平だったのに、彼には正義感がない
やさしく、思いやりをもって育てられたのに、彼はやさしくない
親に守ってもらったのに、彼は強くなれずにいる
和気あいあいとした家庭で育ったのに、
彼にはこの世の中がいいところだと思えない

 希望と絶望が混ざった詩になった。「彼は」を「僕は」に変えた方が良いかもしれない。読んだ人に私(正己)のことだと誤解されそうなので「彼は」のままにしておくが…。

 誤解されるといけないので、もう一度書いておく。私は彼女の『子は親の鏡』という詩が好きだ。私は彼女の詩を微笑みながら頷きながら読んだ。

注意:上の詩を修正したくなったら修正するかもしれません。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
カテゴリー:サイトを見て
共通テーマ:日記・雑感

読者の反応

nice! 0

sonet-asin-area

コメント 0

コメントを書く 

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。
captcha

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました