「なぜ私だけが？」には

『弁護士がこっそり教える絶対に負けない議論の奥義022』を読んで
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000143169
（上記ＵＲＬのページはしばらくしたら「023号」に変わると思います）
次の部分（音声ブラウザで閲覧されることを想定して改行位置を変更しました）

生徒「先生。それはおかしい。他にも吸っている生徒はたくさんいるのに、なぜ私だけが処罰されるのか。不公平だ。教師がそんな不公平なことをしてよいのか。」

　同じ構造の反論をよく聞いたような気がする。(^_^)
　一番聞くのが交通違反の取り締まりの話。「何で俺だけ…」というこで同じ構図の反論になる。もう一つ、少し前に話題になった「ビラ配り」の問題。ほとんどの人は捕まらないのに一部の人たちが捕まった。これも「何で彼らだけが」という反論である。街頭でのビラ配りに関してはフジテレビの月９ドラマ「ビギナー」では証拠付きで引用部分と同じ構図の反論をして起訴を取り下げさせたような気がする。

　さて、引用部分のような生徒の反論に対して教師はどのように反論したら良いか。メルマガに書いてある。メルマガの今回のタイトルは「みんなやっているから何？」である。相手の質問にまともに答えて、争点をずらそうとする相手の術中にはまってはいけないのである。でも…、分かってはいるが私は答えてしまうのだろうなぁ。(^_^;)

　「君を処罰するのは君が煙草を吸っていたからだよ」

　これも『なぜ私だけ』や『不公平なことをしたよいのか』には答えていないので、谷原さんのメルマガにある教師の反論方法と同じかもしれない。しかし、私の答では生徒を納得させるには不十分だろう。「聞く耳持たず」の楽な答なんだけどね。(;^_^A)

タグ：論理