SSブログ
RSS [RSS1.0] [RSS2.0]
共謀罪を含む改悪組織犯罪処罰法は
【「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動(東京新聞 2017/6/16)】

大臣の答弁は重い?

『水島広子★国会報告 No.229』を読んで
http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=200504301201120000056084000
次の部分(音声ブラウザで閲覧されることを想定して改行位置を変更しました)

 大臣の確認答弁というのは、重いものです。与党、政府、民主党で文書で確認しあった上で、大臣が読み上げるものですから、この内容が破られることがあれば(例えば参議院の審議でこの内容から逸脱するような答弁があったりすれば)、法律違反と同じことになり、大臣の辞任につながるほど、重いものです。
(水島広子★国会報告 No.229)

 勉強不足のため、私は国会における大臣の答弁が重い理由(法的根拠や罰則)が分からない。
 責任の取り方は「大臣の辞任」だろうか。しかし、大臣が変わった後に以前の大臣の答弁の責任を後任の大臣も負うのだろうか。例えばA大臣が「強制しない」と言ったとする。その大臣が大臣でなくなり、B大臣に変わったとする。そのB大臣が「強制して良い」と言った場合、B大臣は責任を取って辞めなければいけないのだろうか。B大臣は「強制しない」とは言っていない。「強制しない」と言ったのはA大臣である。B大臣は辞めなければいけないのだろうか。それが分からない。
 それに、大臣でなくなっても、国会議員でなくなっても、刑務所に入れられるわけではないのなら、痛くも痒くもない。そんな気がする。

 もう一つ、注意しなければいけないことがある。
 大臣の答弁の解釈は聞いている人(特に野党議員)の解釈で良いのだろうか。大臣の答弁は官僚が作成しているのだろう。官僚は頭が良い。「お勉強ができる」という意味での頭の良さである。いかようにでも解釈できる文章を作成することができる。例えば、野党議員が「強制しない」と解釈した文章も「強制できる」と解釈することが可能かもしれない。例えば、大臣が「Xには強制しない」と言った時に聞いている人が「Y(Y⊂X)にも強制しない」と解釈したとする。しかし、他の所に「Yには強制できる」と解釈できる文章があった場合、「Xには強制しない」という答弁を聞いて「Yにも強制しない」と解釈するのは甘いだろう。その対策として「『Yにも強制しない』ということで良いですね?」と質問したとする。しかし、返ってくる答弁は「Xには強制しない」である。何度質問しても同じである。「『はい』か『いいえ』で答えて下さい」と要求しても返ってくる答弁は「Xには強制しない」である。切りがない。
 答弁の解釈を確認して、誤魔化すことができない答が返ってくるまでは、できれば具体的な事例を挙げて納得できる答が返ってくるまでは、「答弁が得られた」と喜ばない方が良い。

 冒頭に引用したメルマガの記事は「介護保険法改正案」の話である。答弁の文章を読んだわけではないし、面倒なので読む気もない。報道や国会議員の解釈を信用するだけである。「介護保険法改正案」とそれに関する「大臣の確認答弁」に問題がないことを祈る。野党議員だけでなく、国民が騙されていないことを祈る。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
カテゴリー:メルマガを読んで
共通テーマ:ニュース

読者の反応

nice! 0

sonet-asin-area

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました