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共謀罪を含む改悪組織犯罪処罰法は
【「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動(東京新聞 2017/6/16)】

自殺防止マニュアル

『自殺防止の対処法を紹介 人事院の専門家会議』(共同通信、2005/6/2)を読んで
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050602-00000210-kyodo-pol
次の部分

実際にあったケースを参考に9つの事例を紹介し、「うつ病の職員には安易な激励はしない」などと注意点を挙げている。
(中略)
自殺前にどんな変化があったかを紹介し、「職員から相談を受けたときは聞き役に回る」「危険な状態だと思ったときは、すぐに専門家に相談する」など、対処法を解説している。
(『自殺防止の対処法を紹介 人事院の専門家会議』)

もう一つ。
『人事院:国家公務員の自殺防止マニュアル』(毎日新聞、2005/6/2)を読んで
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/archive/news/2005/06/02/20050603k0000m010067000c.html
次の部分

自殺に結びつきやすいうつ病状態の職員などに対しては「慰労・打ち上げなどの飲食会合などに安易に誘うことは避ける」「相談を受ける時に安易な激励はしない」「危険な状態の可能性がある場合は、専門家への受診を助言し職場内でも相談する」−−などを挙げている。
(『人事院:国家公務員の自殺防止マニュアル』)

 これらのニュースを読んで、もっと詳しく知りたいと思った。
 あった。(残念ながら『9つの事例』の詳細は載っていなかった)

  【「職員の自殺防止のために」(自殺防止専門家会議)について】

 人事院の記者発表資料(平成17年6月2日、職員福祉局)である。
 読んでみて全文引用したくなった。読む価値がある。
 国家公務員の自殺防止目的ということで人事院が発表したらしいが、本来なら厚生労働省が国民向けに発表しても良い資料だと思う。(追記を御覧下さい)

 とにかく全部読んでほしいが、一部を引用する。

(ア) 相談に当たっての基本

 職員が相談するときは、既に危険な状態になっている可能性があることを認識して対応する。このために、相談を受ける際には十分な時間を取ることが必要である。また、相談場所としては、人の目を気にしないですみ、相手が安心して話せる場所を選ぶ。
 職員の悩みの聞き役に回り、先ず十分に話を聞き、悩みを真摯に理解しようとしていることを伝える。職員に余裕が見られるようになってから、職員が思い込んでいる考え方以外の選択肢について話題にする。

(イ) 言ったり、してはならないこと

  ・表面的な激励をする。
   (例)頑張れ。
  ・話をはぐらかす。
   (例)それはともかくとして、部下の○○さんは元気か。
  ・職員に対し批判がましいことを言う。
   (例)そんなことでどうする。
  ・世間一般の常識を押しつける。
   (例)そんなことを気にしているのは君だけだ。

(「職員の自殺防止のために」(自殺防止専門家会議)について)

 『言ったり、してはならないこと』は関心を持っている人の間では常識になっていることだろうが、知らない人が多いかもしれない。

追記(2005/6/9):
 厚労省は2002年に「自殺予防に向けての提言」(自殺防止対策有識者懇談会)を発表しているようです。トラックバックしていただいた『厚労省が自殺防止会議、施策を概算要求盛り込みへ』(うつ病ドリル)からもリンクが張られています。

  【「自殺予防に向けての提言」(自殺防止対策有識者懇談会)】


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femto

むつかしいですね・・・
以前「死んでやる」と言われて「あたしに死んでやるは禁句だって言ってるでしょ!!そんなこと言うなら、勝手に死んで。ただし、人に迷惑かけないようにひとりでね」って・・・・・・・・(;^ω^A
まぁ~~彼女は死にませんでしたが。

あたしは相談役には向いてないと思います。
by femto (2005-06-05 14:56)

正己

makoさん、コメントありがとうございます。
相手によるんですよねぇ。
誰かに通用した方法が他の人に通用するとは限らない。
だから難しいです。
でも、相手の気持ちを理解しようとする姿勢は共通しているかもしれません。相手の気持ちが何となく分かれば、こちらも相手の気持ちに合わせて言動を選べますし、相手は自分の気持ちを分かってくれたと思えることで救われるかもしれません。
by 正己 (2005-06-05 15:05)

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