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共謀罪を含む改悪組織犯罪処罰法は
【「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動(東京新聞 2017/6/16)】

素人のようなプロのコーチ

「『さるコチ通信』(正式名称:猿も納得!コーチング通信) 【第95号】」を読んで
http://blog.mag2.com/m/log/0000118894/106363972
次の部分(音声ブラウザで閲覧されることを想定して改行位置を変更しました)

私はその時、自分の読書量を今の2倍から3倍にしたいので、どうしたらいいか、というテーマをお願いしたのでした。

コ「読書量を今の2倍から3倍ですか?」
私「はい、そうです」
コ「…今、一日どのくらい読書の時間に充てていますか?」
私「今は一日30分から1時間ぐらいですね」
コ「じゃ、その時間を2倍から3倍に増やすことは可能ですか?」
私「え…?時間を?それは無理ですよ」
コ「じゃ、週末などにまとめて時間をとることは可能ですか?」
私「う〜ん。どうかなぁ…」
コ「本当に読書量を2倍から3倍にしたいと思っていますか?(少々苛立った様子)」
私「ええ。本当に思っています」
(中略)
コ「それじゃあですね…。それじゃ、一体どうしたら読書量を増やせると言うのですか?」
私「どうしたらいいんでしょう?そのために今、コーチングを受けています」
コ「でも、私が提案することをすべて否定していますよね(苛立ちが怒気に変わりつつあるような気配)」
私「無理なテーマでしょうか?」
コ「本当に読書量を増やしたいなら、何らかの策を講じるべきだと思いませんか?」

そして、このロールプレイは、堂々巡りを続けて10分を終了しました。

 途中を省略しているのでコーチ役の人(引用では「コ」)の未熟さが伝わらないかもしれない。興味のある方は原文を読んでもらいたい。コーチ役の人はクライアント役である著者に「読書量を今の2倍から3倍にする方法」をいろいろと提案している。しかし著者はどの提案も受け入れない。コーチ役はクライアント役の役に立てないまま終わる。しかも自分の苛立ちがクライアント役に伝わっている。ちなみに、コーチ役の人は『認定コーチの資格を持っていて、クライアントの数も二桁いる』らしい。
 このようなコーチでクライアントから料金を取っているのだろう。「知識(例えば引用部分なら読書量を増やす様々な手段の知識)」があれば素人にもできそうな感じである。素人である私はこのコーチ役の人と同じような方法でアドバイスすることが多い。もちろん知識がなければアドバイスできないので、プロはプロとして素人以上の様々な知識を身に付けているのだろう。しかし、知識を身に付けてもプロの技術を身に付けなければプロとしては失格だろう。メルマガを読んだ限りでは、コーチ役の人がプロとしての技術を身に付けているようには思えなかった。クライアントの数が二桁ということはプロとしての能力はあるのかもしれない。しかし、著者のお陰で自分の未熟さが分かったのではないだろうか。反省していないようなら残念だが…。
 メルマガにはどのようなコーチングだったら良かったか著者の意見が述べられている。具体的な意見ではあるが、理論的な解説がないことがちょっと残念である。著者の提案するコーチングなら楽しいだろうし『豊かな味わいを含んだものになり得る』と思うが、それだけでなく目標達成にも繋がるから提案しているのだろう。その目標達成に繋がる理論のようなものが読みたかった。例えば『まずどうして読書量を増やしたいのか。今の読書量では何が足りないのか、を確認して欲しい』とあるが、それを通じてクライアントの本当の目標が『読書量を今の2倍から3倍にしたい』ではないことが分かることもあるだろう。本当の目標がはっきりしたら、その目標達成に向けてコーチングしても良いし、本当の目標がはっきりするまでのや遣り取りで、クライアント自身が答を見付ける場合もあるだろう。


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カテゴリー:メルマガを読んで
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