共謀罪を含む改悪組織犯罪処罰法は
2007.04.09 21:54
本人の意思は変わる
『DPI日本会議 機関紙「われら自身の声」 Vol.22.4 七瀬執筆分』(暴走する「心神喪失者等医療観察法」の廃止へ向けて+α)を読んで
http://blogs.yahoo.co.jp/taronanase/46101401.html
次の部分
今回の分科会の背景にある問題は「退院支援施設」構想であり、それに代わるものとしての、当事者による退院促進ピアサポート活動や病院による積極的な退院促進活動であった(発表者 赤畑 淳 陽和病院PSW)。「こらーるたいとうの手探り、手作りのピアサポート活動」では、2004年からの陽和病院(練馬区)への友愛訪問(月2回)の実践の報告があった。最初は入院患者側からの拒否的な発言も目立ったが、病院夏祭りへの参加(お化け屋敷)、ごく自然に一緒におしゃべりをし、「安心感を与えるメンバーの入り方で自然な形で場を共有されていた」。当初「退院はしたくない」「このままでいたい」と思っていた長期入院患者も「退院して地域で生活するのもいいかもしれない」と思うようになりはじめ、退院の動機付けのいわば一翼を担った結果となったのである。
私は本人の意思を重視すべきだと考えている。しかし、引用した部分を読めば分かるように本人の意思は変わるのである。「退院したくない」「このままでいたい」と思っていた長期入院患者の意思を尊重するという口実で退院させない選択が最良とは限らないのである。しかし、「退院したくない」「このままでいたい」と思っていた長期入院患者を無理やり退院させることは好ましくない。「こらーるたいとうの手探り、手作りのピアサポート活動」は結果として「退院の動機付け」となったらしく、退院させないのでも強制的に退院させるのでもない、そのようなサポートが重要なのだろう。
精神障害者に対するサポートに限らず、いろいろなサポートでも同様だろう。
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