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【「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動(東京新聞 2017/6/16)】

RSSにするか、Atomにするか

 2011年8月31日に長年利用させてもらったInfoseek RSSリーダーがサービスを終了した。

いつもインフォシークをご利用いただき、ありがとうございます。
先日、お知らせをさせていただきましたが、2011年8月31日(水)をもって、下記のサービスを終了させていただきました。

■終了したサービス
RSSリーダー

■サービス終了日
2011年8月31日(水)

長年にわたるご利用に感謝いたしますとともに、サイトの終了に際し、
皆さまにはご迷惑をおかけいたしますことをお詫び申し上げます。

(サービス提供終了のお知らせ - インフォシーク ユーザサポートからのお知らせ)

 一ヶ月前に終了することを知って、次にどのRSSリーダーを使うか悩んだ末にThunderbirdを使うことにした。Infoseek RSSリーダーからOPML形式でRSSデータをエクスポートできるようになっていたことを知らずに、全部で83のブログのフィードURLを一つ一つ調べてThunderbirdに登録した。とても面倒だった。その際に、フィードURLの選択で迷った。多くのブログが複数のフィードURLを提供している。大きく分けて、RSS1.0、RSS2.0、Atomのようだ。Infoseek RSSリーダーではブログのURLを登録すると自動的にフィードURLを選択していたようで、意識することが無かった。しかし、Thunderbird 3.1ではフィードURLを登録する必要があるので自分で決めなければいけない。RSS1.0にするか、RSS2.0にするか、Atomにするか、迷った。
 RSS1.0、RSS2.0、Atomは、それぞれが独特の仕様を持ち、RSS2.0がRSS1.0の後継規格というわけでもなさそうだ(参照)。AtomもRSS2.0の後に生まれたのだがRSS2.0の後継規格というわけではない。
 一番新しい規格が一番良いのではないかと考えて、最初はAtomのフィードURLを最優先にすることにした。Atomが提供されてなければRSS2.0にしようと思って、全部で83のブログのフィードURLをThunderbirdに一つ一つ登録していった。登録が終わった後に確認のためにブログを読んだ。ThunderbirdにはフィードURLに記載された情報ではなく、ブログそのものを表示する機能がある。Infoseek RSSリーダーには無かった魅力的な機能である。フィードURLに記載されている情報はブログの記事のタイトルとURLと作成日だけで良くて他の情報は無駄だなとも思った。フィードURLの選択でさらに迷う原因にもなった。
 Atomを最優先にしてThunderbirdに登録したブログを読んでいる時に、一部のブログで違和感があった。Thunderbirdに表示された記事のリストを上から順に古い順に読んでいるつもりだったが、古い記事が後になっているブログがある。各ブログ記事には前の記事や次の記事へのリンクもあるので、それで確認するとThunderbirdに表示されている順番と異なる。最初は何が起こっているのか分からなかった。どうやら、Atomでは最初の投稿日時だけでなく更新日時のデータも記載されていて、Thunderbirdでは更新日時のデータを「送信日時」欄に表示しているらしい。だから送信日時で並べ替えると最初の投稿日時の順番にならない。ブログの方は最初の投稿日時の順番なのでブログで見る順番とThunderbirdで見る順番が異なってしまう。
 私のブログでも確認してみた。

「正己の異論・反論」をThunderbirdにAtomで登録した場合(クリックで拡大)

 取得した20記事の全ての送信日時が「2011/06/12 15:12」になっている。新しい記事が下になるように並べているのに、一番新しい記事【Thunderbirdが勝手にUTF-8に変えて送信するのに警告を出さない】が一番古い記事のようになっている。この記事の投稿日時は「2011.02.06 16:02」で追記があるわけではない。ブログ全体に対する何らかの操作を「2011/06/12 15:12」に行った結果、更新日時として記録されたのだろう。
 Firefoxでもフィードを表示できるので確認してみた。

「正己の異論・反論」のAtomをFirefoxで見た場合(クリックで拡大)

 こちらは表示された記事の全ての日時が「2011年8月18日 10:22」になっている。こちらは最新記事が一番上に表示されていて記事の順番は入れ替わってなさそうである。日時がThunderbirdと異なるのは、Thunderbirdでフィードを取得した後にブログ全体に対する何らかの操作を8月18日に行ったからだろう。

 このように、RSSリーダーに登録するフィードURLをRSSではなくてAtomフォーマットの方にすると、RSSリーダーは最初の投稿日時ではなくて更新日時の方を利用して表示してしまうらしい。追記などで更新があった場合、更新されるたびにフィードを送ってくれれば、新しくなった部分を見逃さないメリットはあるだろう。しかし、更新されるたびに配信されているのだろうか? 最初に投稿した時に配信するだけで、その後は更新しても配信してないような気がしないでもない。そうならば、更新日時が常に取得できるわけではなく、RSS配信されている間に改めてフィードを取得した場合に取得できるだけである。Thunderbirdのように一度取得したフィードは二度と取得しない仕様では役に立たない。実際、私のブログは8月18日に更新されていることになっているのに、Thunderbirdは改めて取得することなく、更新日時は「2011/06/12 15:12」のままである。また、私のように未読が大量に溜まってから読む癖があると、更新日時で並べ替えられてしまうと、古い記事から順番に読むことができなくなる。例えば、フィードの取得が一日に一回のようなペースだと、一日にたくさんの記事が投稿されるブログを読むときに支障を来す。(追記:9/4に二つの記事を投稿した後のThunderbirdでフィード取得された結果の図。順番が乱れている。→20110904_6.png
 私が使うことにしたThunderbirdで「送信日時」の欄に更新日時ではなく最初の投稿日時を表示してくれればフィードURLの選択はAtomでも良いのだが、私のPCのスペックが低いため、Thunderbirdのメジャーアップデートはできそうにない。すなわち、バージョン 3.1のままThunderbirdを使い続けるしかなく、「送信日時」の欄はブログの更新日時が表示されるままである。このことから、私は登録するフィードURLの選択からAtomを除外することにした。Atomしか配信されてないブログではAtomを選択するが、それ以外ではRSS2.0を選択することにした。

 「一番新しい規格が一番良いとは限らない」を実感した出来事だった。


タグ:RSS Atom
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カテゴリー:ブログを使いながら
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