書くより読みたい

『田口ランディブログ：アメーバ的日常｜アメーバjp: 本屋』を読んで
http://blog.ameba.jp/randy/archives/000819.html
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書き手になる前、私は四十年も読者だった。
だから読者歴のほうが圧倒的に長く、実はやっぱり書くより読むほうが好きだったりするのだ。
ここ数年、本を書くために本を読む時間をものすごく減らしてしまった。
本のない人生はつまらない人生だ。改めてそう思う。

　私は田口ランディさんと異なり作家ではないが、私も書くより読む方が好きである。
　仕事をしていた時は他人の論文ばかり読んでいた。と言っても、自分の実験が忙しくなってから論文を読むのをさぼるようになったが…。仕事を辞めてからは心理学関係のいろいろな本を読むようになった。仕事を辞める少し前からだったろうか…。しかしまた、ママチャリで日本国内をふらふらと走り回ってから読む量が減った。雨の日に滞在地の図書館に入って読んでいたので、仕事中よりは読んでいたかもしれないが…。放浪を中断してからはまた本を読むようになった。地元の図書館で簡単に予約できるようになってから読みやすくなった。しかし、昨年の５月に私のネット環境がブロードバンドになってから読む量が減ってきた。そして、現在、ブログを書くようになったらさらに減った、というか読んでいない。
　本を読んでいると言っても、私は読むのが遅いから、他の人の「たくさん」と私の「たくさん」は量が異なるだろう。また、放浪中やブロードバンドになってから、そしてブログを書くようになってから、本を読む量は減ったかもしれないが他人の文章を読む量は大して変わらないかもしれない。放浪中はメーリングリストで他人の文章を読んでいたし、ブロードバンドになってからはネットの中でふらふらと放浪して他人の文章を読んでいた。ブログを書く際にも、他人の文章を読んでから書いているわけで…。
　この文章を書いていて、どうも小説を読んでないな、と思った。最近は特に読んでいない。知識が増える本も好きだが、やはり小説が一番好きである。ネット上だとどうしても情報収集ばかりになって、小説を読もうとする気が起きない。やはり本のページを捲りながら小説を読みたい。読むためには時間を作らなくては…。

　話が逸れたような気がする。
　私は書くよりも読む方が好きである。それってずるいのかな、と思うことがある。書くのは与える行為である。読むのは得る行為である。得る行為の方が好きなのである。私ってずるいのかもしれない。自覚しているが…。議論の際も自己主張よりも質問の方が多いし…。ずるいのかもしれない。与えたい人がいて得たい人がいて、どちらも満足しているのだからそれで良いのかもしれない。読む方が好きな私も伝えたいことがあるから書いているわけで…。ただ、ネット上でいろいろな人の文章を読むようになってから、「私が伝えなくても他の人が伝えてくれるからいいかなぁ」と横着したくなることがある。でもまあ、私以外の文章があるにもかかわらず、私の文章ももしかしたら役に立っているかもしれないわけで…、そんな訳で文章を書いている。

　あれ？　以前に「遺書である」で別の「書く理由」を書いたような気がするが…、まあいいか。私の心を残したくて、そのために書いているわけで、誰の役にも立っていないとしても書きたいわけで、それでも書くより読む方が好きで…。要するに時間が足りないのである。

コメント 2

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私も書くより読むほうが好きです。
でも何も書かなくなると何も考えなくなってしまう気がして
ブログを始めたばかりです。
でも自分の頭の中にあることなのに文章にするのは難しいです。
by 花 (2005-04-18 23:53) [id:c9882272] 

花さん、コメントありがとうございます。
『でも何も書かなくなると何も考えなくなってしまう気がして』に同感です。
書くことって考える際に役立つんですよね。分かります。(^_^)
私の場合、書かずに考えると頭の中をぐるぐるするだけで…。(^_^;)
『自分の頭の中にあることなのに文章にするのは難しい』にも同感です。
だから、書いては消して書いては消して、「下書き」機能を使いまくっています。(^_^;)
by 正己 (2005-04-19 07:34) [id:c9909560]