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共謀罪を含む改悪組織犯罪処罰法は
【「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動(東京新聞 2017/6/16)】

応益負担で前向き?

『[解説]障害者の自立』(読売新聞、2005/7/29)を読んで
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kyousei_news/20050729ik04.htm
次の部分

 だが、衆院では、福祉サービス利用の際の自己負担(原則1割)に議論が集中し、就労支援はほとんど取り上げられなかった。障害者の多くが低所得で、負担増への反発が予想以上に強かったためだが、働いて稼げる環境が整えば、自己負担も可能になるという前向きな議論をもっとしてもいいのではないか。
([解説]障害者の自立)

 どうやら記者(社会保障部、安田武晴氏?)は応益負担の問題点を理解していないようである。確かに働いて稼げる環境が整えば、自己負担は可能になるだろう。しかし、なぜ障害者が自己負担しなければいけないのだろうか。例えば介助がなければトイレに行けない人は自分の家のトイレに行くのにもお金がかかることになる。所謂健常者は自分の家のトイレまで行くのにお金を支払っているだろうか。普通は支払っていないだろう。不公平である。

 応益負担の問題点は私のブログで何度も述べているが、理念図を見れば問題点が分かりやすい。

応益負担(厚労省案)の図
応益負担の理念図(厚労省案)

 所謂健常者は、健康で文化的な最低限度の生活を営むために必要な支援は必要ないので、グラフの原点にいる。障害者は所謂健常者と同じ暮らしをするために支援が必要なので、P1、P2、P3の所にいる。所謂健常者と同じ暮らしをするだけなのに所謂健常者よりも多く負担しなければいけない。不公平である。

 どんなグラフであるべきかは以前に述べた通り。→【応益負担の理念図】

 応益負担の問題点を文章にしたものでは、福島智さんの文章が的を射ている。URLは次の通り。

 http://www.arsvi.com/2000/0412fs.htm

 私のブログで一部を引用させてもらった。→【その公平は本当に公平?】

 応益負担の問題点に目を瞑った状態で『前向きな議論をもっとして』とは言わないでほしい。

 以下は障害者自立支援法案に関するこれまでの私のブログ内の記事

  【財務省様の仰せの通りに?】
  【やっと与党とのパイプができた?】
  【障害者自立支援法案:可決】
  【障害者自立支援法案:委員名簿】
  【障害者自立支援法案:八代議員】
  【応益負担の理念図】
  【障害者自立支援法案:脅し?】
  【障害者自立支援法案:強行採決?】
  【障害者自立支援法案:与党修正案】
  【厚生労働委員会の様子】
  【32条は大切2】
  【応益負担に賛成なのね?】
  【朝日新聞と厚労省】
  【32条は大切】
  【その公平は本当に公平?】
  【「自立」とは自分で決めること】


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