医者だから信用できる？

『誤嚥２』（So-net blog:医療と健康）を読んで
http://blog.so-net.ne.jp/medi_rmk_ems/2006-02-05

　人は自分を守るために嘘をつく。それを前提にすると、自分を守るために嘘をついた方が良いと思われる状況にある人の言葉は信用しにくい。そのような状況では、その人と利害関係がない第三者の判断の方が信用できる。その第三者も完全には信用できないのだが…。医者だから信用できる。警察だから信用できる。教師だから信用できる。公務員だから信用できる。報道機関だから信用できる。〜だから信用できる。そのような前提には根拠がないのではないだろうか。「医療不信」は寂しいが、医者を信用していたこれまでが異常で、「医者も人である」と、やっと正常な認識になったと考えることができる。できれば、「医者も人である。だから信用できる」という世の中になってほしいが…。
　ちなみに、私が「〜は信用できる」と言うとき、「〜になら騙されてもいいや」という思いが含まれているような気がする。騙されていても真相が分からなければ騙されているとは思わないだろう。もしかしたら「信用する」とはそういうことかもしれない。