NHK受信料を払いすぎていた
自宅に届いた郵便物を収納する「あれ」。壁に掛けてポケットがたくさんある「あれ」。その「あれ」のことを何と呼ぶのは分からなくてGoogleで名前を探してみたのだが探し方が下手なのかなかなか見つけられなかった。間違えて「郵便受け」なんて他人に言うこともある。言った後に「違うだろ!」と気付くのだが、今までは本当の名前を調べずにいた。さすがに恥ずかしくなって、今回は調べてみたわけだが、聞いたことのある名前は見つからなかった。とりあえず「収納ポケット」が正しそうなので「収納ポケット」と呼ぶことにする。
母が収納ポケットの郵便物を整理していたら変な郵便物を見つけた。NHKからで「契約変更のお届けありがとうございます」と書いてある。見ると「ご契約件数」の所に「衛星 1件」とある。衛星? 我が家にはパラボラアンテナはなく、ケーブルテレビの契約もしていない。要するにNHKの衛星放送を受信できる環境にはない。それなのに「衛星放送」の契約をしていたらしい。間違いである。
我が家はNHKの方に訪問していただいて受信料を支払っていた。所謂「訪問集金」である。昨年の秋か夏か忘れたが、集金に来た方に「訪問集金が廃止されるんですよ」と聞かされた。父が受信料を支払っていたのだが近くに私もいたような気がする。「そうなんだ…。そのほうが人件費が節約できて良いかもなぁ」と思い、その時は訪問集金が廃止されることによる不都合を認識していなかった。
訪問集金の廃止(平成20年10月1日)
営業経費を削減し、より一層充実した放送サービスをお届けするため、電気、ガス、水道等の公共料金と同様に訪問集金を廃止します。
今後の受信料のお支払いは、「口座振替」「クレジットカード継続払」「継続振込」のいずれかをご利用ください。
※未契約や未払いの方への訪問集金は継続していきます。
重度の障害により振込用紙によるお支払いが困難な方などについては、訪問集金による集金を行います。[ふれあい収納]
《これまで訪問集金で受信料をお支払いのみなさまへ》
これまで、訪問集金により受信料をお支払いいただき、ありがとうございました。
今後のお支払いは、
[口座振替]または[クレジットカード継続払]が便利です。
変更のお手続きはNHKの担当者、各金融機関の窓口、お近くのNHKで受け付けております。
口座振替またはクレジットカード継続払のお申し込みがない場合は、10月1日より、継続振込(振込用紙)でのお支払いとさせていただきます。
今後もNHK放送受信料のお支払いに、ご理解とご協力をお願いします。
しばらくして、我が家に振込用紙が届いた。集金に来ていた方に「どうやって支払うの?」と聞いた時に「振込用紙が届くようになりますよ」と教えていただいたのだが、その通りになった。その後は父が振込用紙を使ってNHK受信料を支払っていた。今年の4月に面倒になったらしく口座振替に変えた。その時に振込用紙に同封されていた葉書か何かを使って変更したのだと思う。変更するという話は聞いていたが、変更手続きのための書類(葉書?)に記入している時は立ち会っていなかった。
そして、上に書いたように、6月が半月も過ぎてから「衛星契約」になっていることに気付いた。今月の26日に受信料が自動的に引き落とされるのだろう。4月と5月の差額分1,890円と6月と7月分の4,580円の合計6,470円が引き落とされるのだろう。本当は2,690円だけで良いはずなのに…。気付かなかったら1年間に11,340円も余分に支払うことになった。4月から7月までの余分に支払うことになる分3,780円は戻ってこないのかもしれない。悲しい。
このようなことになった原因の一つは「訪問集金の廃止」だろう。集金人が訪問していれば我が家が衛星放送を受信できないことに気付いたはずである。契約も集金人の前で行なっているようなものだから衛星放送の契約もしなかっただろう。視聴者からの郵送で契約する仕組みでは、NHKは契約者が受信できる状態かどうか確認できない。私の父のようなお年寄りには口座振替に変更する際の書類に書いてあった内容を理解するのは難しいような気がする。最近では「地デジ」が始まり、「衛星放送」と「地デジ」が異なるものだと理解できない人もいるだろう。「地上契約」は「アナログ」、「衛星放送」は「デジタル」と勘違いする人がいるかもしれない。「衛星放送」のことを「人工衛星」と言うお年寄りもいた。訪問集金であれば、そのような視聴者の間違いを指摘できたし、そもそも集金人の請求で支払うので集金人に悪意がなければ間違えて多く支払う心配がない。
我が家と同じように間違えて契約している人が他にもいるかもしれない。NHKは調べた方が良いかもしれない。余分に支払ってもらった額が多くなってから返金請求されたら面倒だろう。NHKに返金する義務があるかどうか分からない。ただ返金義務がないとしてもイメージは悪くなる。朝日新聞などNHK嫌いのように見えるマスコミが喜んで叩きまくるかもしれない。余計なトラブルを減らすために、視聴者の家を定期的に訪問して契約どおりに受信できているかどうか確認した方が良いかもしれない。
さて、3,780円は返金してもらえるのだろうか。5月分までは過ぎてしまったので仕方ないかもしれないが、6月と7月の分の1,890円だけでも返金してもらえれば…。いや、まだ口座振替は済んでいないのだから6/26に自動的に引き落とされる額が6,470円ではなく2,690円に変更されれば良い。そうなることを期待している。諦めの気持ちも少しあるが…。
(追記:いったん6,470円が引き落とされて、その後に3,780円が振り込まれることになった。)
追記:
我が家の他にも見られない衛星放送分を過払いしている人がいた。口座振替に変える際の罠なのかもしれない。
- 【NHK受信料・過払い分が発覚して・・・】
- 【数年前より、祖父の口座からNHKの衛星契約の料金が引き落とされていました。】
- 【NHK料金の過払いについて】
- 【NHKの受信料を2年以上払い過ぎていました。】
- 【教えて!スポニチ NHK受信料について】
- 【受信料、衛星契約じゃないとダメですか?】
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